私にとってバイブルとなっている本は数冊あるが、とりわけ佐藤健寿さんの「奇界遺産」にはかなり影響を受けた。
その中でも特に貝殻廟の写真は私の心を掴んで離さなかった。もともと私自身も貝殻を拾って集めたりするのが好きだからだと思うが、貝殻には独特の不気味な美しさがあり、それがたまらなく好きなのだ。
鹿港老街という古い街並みが内外からの観光客に人気の鹿港(ルーカン)。
そこに貝の養殖業を営んでいるおじさんがせっせと作った(いや、現在も作っている?)貝殻廟があり、ちょうど南天宮十八地獄に行くため彰化に来ていた私は、何がなんでもこの鹿港の貝殻廟を訪問してみたいと思っていたのだ!
このクネクネとした動きを見せる人物像が一体誰なのか何を表しているのかはわからないが個人的にはとても気に入った。
美しい廊下。こんなところで働きたい。
ああ!!好きすぎてずっと眺めていられる。。。。
ここは竜宮城か??
この一種異様な貝殻アートに酔いしれながら進んで行くと、貝の養殖場と思われる所があった。
椅子やテーブルなどがあり休憩できるようになっている。またさらにはお土産コーナーまであって、そこには貝殻グッズはもちろん、特に関係のない女性用のバッグなども売っていた。
こういう細かい細工は本当に素晴らしくずっと眺めていたい気持ちになった。
そのすぐそばには大量の貝殻が袋に入った状態で積まれていた。これもいつかオブジェになるのだろうか。
だが貝殻好きの私のハートを鷲掴みにしたものが他にもあった。それは、、、
ジャーンッ!!この方です!!!!!!!!!
これ何?!!
素敵!汚れたマネキンマニアの私は大興奮、大変満足した貝殻廟だった。また行きたい!!