大阪は日本橋に黒門市場という外国人観光客に大人気の観光スポットがある。
正月前には両親はよくこの市場内の鮮魚店で海老や魚などを買いに行ったものだが、そんな大阪府民の台所は日本語よりも外国語で溢れる国際的な観光地になった。
そんな黒門市場の近くに「珈琲スモール」という喫茶店がある。
実はかねてからこの店に行きたくて何度もトライしていたのだが、なぜか毎回閉まっているという残念な結果だった。
だけど私はくじけなかった。
そして今回!
以前は出ていなかった看板がでている!
これは絶対に開いている!
そしてドアを開けると、
すでに常連が2人ほど珈琲を飲んでいた。
ち、小さぁ〜💦
どこをどう頑張っても人が写ってしまうので写真は諦めたのだが🤦♀️、正方形の店内にカウンターと小さな椅子とコーヒーテーブルがある。
これは是非実際にスモールへ行き、ドアを開けて実感してほしい。
この日は暑かったのでアイスコーヒーを頼んだ。
このグラス、ミルク入れ。どれもが懐かしく可愛い。
このお店はコーヒーはもちろんのこと、氷もこだわっているし、なによりもミルク。
ここのミルクはそのまま放置しているとチーズになるぐらいの濃厚なものなのだそうだ。
最初はブラックで、途中でミルクを入れて楽しんだ。
濃厚なミルクを入れるとガラリと雰囲気が変わるが決してしつこくない。
コーヒーの味がしっかりしているからミルクに負けていないのだ。
次回は店主が好きだというホットコーヒーを頼もうと思っている。
絶対美味しいに決まっているけどね!
さて、狭いお店なので店主と常連の会話に必然的に混ざっていく事になるのだが、
お話を伺っていると高齢の店主のコーヒーへのこだわりが伝わってくる。
この時は「コンビニでコーヒーが安く買える時代にわざわざ喫茶店でこだわりのコーヒーを飲む、そういう人が減っている」というような話などもしていて考えさせられた。
私はできたらこだわりのコーヒーを飲んでくつろぎたいと思っている。
もちろんコンビニは便利だし、最近のはさほど不味くはないが、店主や自分とは違う年齢層の方の話を聞ける喫茶店という場所の魅力にはとうてい敵わない。
さらに話を聞くと、こだわりはコーヒーだけでなく、この小さい店に合っているテーブル。
写真では普通に見えるかもしれないがとても小さくて低い。
これは店主の知り合いの職人の方が作ったらしい。
何年たっても綺麗なままだ、壊れないと誇らしげに語っていた。
そんな楽しい話を聞いてたらサービスで林檎🍎を出してくださった。
何とお優しい。ますます好きになった。
ここは小さい箱の中に沢山の魅力が詰まっている、そんなお店であった。